【結果大解剖|Vol.2】VIP倶楽部4月20.21日週の振り返り

【結果大解剖|Vol.2】VIP倶楽部4月20.21日週の振り返り

サロンメンバーの皆様、そして、VIPメンバーの皆様
「結果大解剖」のコーナーにて執筆を担当させていただきます、VIP倶楽部支配人の「宗像秀太」でございます。

週末展望【PREMIUM通信】と併せて、HSP VIP倶楽部の現状を逐一ご報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。

さて今週の結果大解剖。
先週も同じことを書いておりますが、やはり「非常に大切なことは何度も重ねて申し上げるべきである」と考えておりますので、今一度書かせていただきます。

=競馬において終わりは始まり=
結果の回顧は「未来を切り開く」

この考え方を持っていただけるかどうかは、

「的中不的中が混在しながら右肩上がりに収支を計上する馬券投資」

という特殊な投資形態においては「非常に重要な考え方」でございます。

オッズというのは「ナマモノ」でございます。
競走馬が負ければオッズが高くなり、好走を繰り返していればオッズは低くなるわけです。

「何を当たり前のことを書いているんだ」

と言われるやもしれませんが、もう一つ重要なことを申し上げます。

【競走馬の能力は1か月程度では大きくは変わらない】

ということ。
何を申し上げたいかと言えば、敗戦への心構えでございます。

例え話を一つさせていただきます。

とあるHSP認定競走にて、2番人気に評価されている「競走馬A」が本命に指名され10着に負けたとしましょう。

この1回のレースに関して、敗戦を味わわせてしまったことは大変不徳の致すところであり、申し訳ないとスタッフ一同誰もが思うわけです。その都度その都度のレースで「的中をお届けしたい」という思いは、揺らぐことなく持ち続けております。

しかしながら競馬には敗戦もつきものであるという事。

その時に「不的中を以ってHSPのことが信用できなくなる」と捉えるか、「それはそれでこの本命馬は次には人気を落として出走してきてくれるから美味しい」と捉えるか、ここは非常に重要な勝負の分かれ目となります。

そこでもう一度考えてください。

馬券における敗戦=競走馬の能力不足

という側面も勿論ございますが、往々にして「ただ実力を出し切れなかっただけ」というケースがいかに多いか。

多くの皆様がその点を吟味せず一度負けると「あの馬は弱い」と決めつけ、後日穴をあけられ痛い目を見るということが往々にしてあるわけです。

そういう目に会うほとんどの方が、

「競馬を点で見ている方」

であり、

「競馬を線や面で捉えられない方」

であるケースが多いわけです。

何を申し上げたいかと言えば「競走馬の敗戦こそが、次へのお宝に繋がる」という事です。

「敗戦を悔やむ」

のは当たり前です。
悔しくない人間は誰もおりませんし、私共としても正常な精神状態でいられない程に悔しい思いを感じます。

しかしながら、

「敗戦を受け入れられない」

という心境にはなりません。
むしろ「次はおいしく熟成して、借りを返してくれる馬」として、お宝馬として新たに自らのデータベースにインプットさせるわけです。

その考え方の前提になるのが、

【競走馬の能力は1か月程度では大きくは変わらない】

ということ。

しかし人間は信じた馬が走らないと、自らの見立ての甘さには目をつぶり、「馬が弱かった」と判断してしまうわけです。
なんなら、その馬を指定した「HSPの見立てが悪い」と判断し、奴らはダメだといった結論に向かうわけです。

これが「認知的不協和」に陥った方の典型的な思考回路でございますが、是非ともこのSALONでこのコラムを読んでくださっている皆様には、この様な典型的な「負け思考」に陥っていただきたくないと思うわけです。

穴馬は「評価されていない」からこそ穴馬であり、誰もが評価している馬が人気馬になるわけですが、それが即ち「競走馬の能力である」と限らないこともご理解されているはず。

名馬と言われる馬たちは「その実力」が完全に露呈し、「人気と実力に誤差は無い」といっても過言ではないわけですが、正直その様な馬は、各世代に数頭といえる状況。

その上で「正確に馬の能力を測れていても敗戦となるケースも多い」のが競馬でございます。

そういう場合は「本来1.2番人気でしか買えない馬が、次は5.6番人気で買える」と喜んでいただきたと思うのです。

是非とも、VIP倶楽部にご在籍の方は勿論のこと、HSP RACING-SALONにご在籍いただいておりますサロンメンバーの皆様全員にそのような思考を持っていただきたいと思います。

・・・

さて、前置きが長くなってしまいましたので、今週も「結果大解剖」を始めさせていただきましょう。
まずは【的中PICK UP】のコーナーから。

===的中PICK UP===

<的中4鞍>
・湘南S:3連単19万450円的中(30点)
・日曜京都1R:3連単1万1550円的中(20点)
・マイラーズC:3連複2070円抑え的中(22点)
・フローラS:3連単2万9750円的中(24点)

先週VIP倶楽部にて的中させた「4鞍」の中から、ここでPICK UPすべきレースは2鞍。

湘南ステークス
フローラS

当然この2鞍がPICK UPされるわけです。
これは、私共が今後重視したい、「前後関係をしっかり把握しておくことの重要性」を申し上げるためには必須であるわけです。

その前後関係が以下。

前=PREMIUM通信

レース

後=結果大解剖

ただ単に的中を残す、ただ単に敗戦する。
私共が認定する各レースはそのような「単純な二極化構造ではない」ということ。

最終的にその買い目に行きついた「その背景を知っていただくこと」は、前段で語らせていただいた「結果の受け止め方」に直結すると考えておるのです。

当たったから正しい
外れたからダメ

私共の結果をどう捉えるかについては、この二極思考ではなく、少なくとも、

①当たった=正しい
②当たったとしてもダメ
③外れたからダメ
④外れていても=正しい

この4領域に分けて判断いただきたいという事。
敢えてPICK UPは致しませんが、「当たっていたとしてもダメ」な典型的な例が、先週のマイラーズCでございましょう。
これは「トリガミだから」という事ではありません。
そこに関しては「セリフォスが6分仕上げ」であったことから、セリフォス馬券圏外の際の「期待値」を追った買い目でございますので、情報的な視点で申し上げているのではなく、もう少し「精度高く買い目組み」をできたはずだという点について、大きな反省が残るという意味で捉えていただきましょう。

確かに買い目公開時点での馬場状態と実際のレースが行われた際の馬場状態が違うといった難しさはございましたが、であったとしても、抑え的中しか残せなかったことは喜べる内容ではございません。

では、情報と結果が結びついた「湘南S」と「フローラS」は完璧な的中であったかと言われれば、そこにも反省は残るのです。
本日は、この湘南SとフローラSにおける「反省材料」について簡潔に記述してまいります。
これは「勝って兜の緒を締める」という考え方にも基づきますし、全てを的中に結びつけられるわけではない馬券投資においては、「当たったからよし」ということが非常に危険であるという意思表示であると受け止めてください。

まず、湘南ステークス
結果から見れば「3連単19万馬券」をお届けしたわけですから、何を反省するところがあるのだとお考えの方も多いかもしれません。
しかしながら、反省材料はございます。

結果は速報でもお届けしましたが以下の通り。

■東京10R 湘南ステークス
1着◎16リュミエールノワル(7人気)
2着〇7シャドウフューリー(2人気)
3着△2ベガリス(5人気)
3連単19万450円的中(30点)

このレースについては「1人気のオメガキャプテンは上位評価しない」とPREMIUM通信で公言した通り、あくまで「△評価の一頭」という押さえ評価で買い目提供。

その評価順と買い目は以下の通り。

<評価順>

◎16リュミエールノワル(7人気)
〇7シャドウフューリー(2人気)
▲14マンドローネ(4人気)
☆4リサリサ(3人気)
△2ベガリス(5人気)
△3スプレモフレイバー(6人気)
△6オメガキャプテン(1人気)

<買い目>

<3連単フォーメーション>
1着 16.7
2着 16.7.14.4
3着 16.7.14.4.2.3.6
合計30点


正直、結果は最高のものとなりましたが、この評価順を見ていただければ1つ非常に重要なミスを犯していることが分かります。

それが「☆リサリサ」と「△ベガリス」の評価の個所でございます。
確かに「能力/ポテンシャル」の点では同級で2.3着のあるリサリサの方が上でございましたが、しかし東京の開幕週である以上、「☆ベガリス」という評価をすべきであった点は見逃せません。

今回の2.3.4着は「ハナ差の大接戦」であり、ベガリスの2着の目も十二分にあったわけです。
もしも上記の買い目でベガリスが2着に残ってしまっていれば、後悔も後悔、大後悔となっていた一戦でございます。
今回は敢えて「運よく」と申させていただきますが、「運よく19万馬券を手にできたレース」であると言わざるを得ないわけです。

今回のリュミエールノワルの本命抜擢に関しては「ロードカナロアの3歳世代の大不振」という背景があることはご理解いただけていると思います。それだけ重要な「裏ネタ」が、あわや「無」になる所であったという意味では、大きく反省をしなければならないと考えております。

多くの皆様からは「オメガキャプテンの低評価を事前公開してくれてありがとう」といったお話が寄せられていると聞きましたが、とんでもありませんし、そのような事を喜べるようなゴール直後の心境ではございませんでした。

祈るような思いでシャドウフューリーの2着を願っていたわけで、折角のリュミエールノワルの激走の感動が、正直全く味わえなかったというのが、私共に限らず、ご参加くださったVIPメンバーの方々の本音だと思っております。

このあたりの精度まで追求した買い目提供を行っていけるよう、今回の湘南Sを教訓に精度を上げてゆく努力に勤しみます。

そしてフローラSについて。

■東京11RフローラS
1着◎8アドマイヤベル(2人気)
2着〇3ラヴァンダ(6人気)
3着☆13カニキュル(4人気)
3連単2万9750円的中(24点)

このレースに関しても、

「ロードカナロアとスワーヴリチャードが如何に明暗が分かれた世代であるか」

「社台SS繋養馬以外の種牡馬にも視点を広げるべき」

とPREMIUM通信に書かせていただきました通り、スワーヴリチャード産駒の◎アドマイヤベルが快勝し、2着には優駿スタリオンステーションに繋養されているシルバーステート産駒の〇ラヴァンダが入線してくれました。

この件につきましても「アドマイヤベルが本命だと教えていただきありがとうございました」というようなお話を頂けていると聞き及んでおりますが、1点勘違いしていただきたくないのは、「予想の一部を無料で教えているのがPREMIUM通信ではない」という事。

情報が発生する背景には様々な馬産地や生産界の事情などが絡むという事を知っていただきたいわけです。
今回はそのあたりをストレートに表現したことから「◎スワーヴリチャード産駒」「ロードカナロア産駒は切り」といった「馬券的優位性」に直結してしまうような記述しましたが、目的はそこではないという事。

このレースにつきましては、今後につながる可能性が非常に大きいことから、全ての評価順だけでなく、評価対象馬については公開規制を自粛させていただきますが、今回「▲」「☆」に評価させていただいた馬に関しては、今後も「お宝馬」として、注目していけると踏んでおります。

これはご参加いただいた皆様だけが知る特権でございますので、ご了承いただきたいと思います。

その上でこのフローラSをPICK UPした最大の理由について申し上げます。
今回対抗〇指定した2着のラヴァンダに関しましては、「本番よりもここがメイチ勝負」と見解に書かせていただきました通りで、仮にオークスに駒を進めた場合でも、取り扱いには「十分に注意していただきたい馬」でございます。

もちろん中間の動向はしっかりと追わせていただきますので、VIP倶楽部の皆様には心配はご無用でございますが、サロンメンバーの皆様にはその点だけはご注意くださいと申し上げたく、PICK UPさせていただきました。

それでは続きまして敗戦PICK UPに話を移します。

===敗戦PICK UP===

結果大解剖の中でも「お宝公開」ともいうべきこの敗戦PICK UPのコーナーですが、先週も申し上げました通り、敗戦レースに関しては「ご参加くださった皆様の特権」ということ。
実際に敗戦を喫してしまったレースは先週もあるわけですが、正直、レース名を挙げることで「あの馬のことか」と誰にでも判明してしまうようなレースであることから、VIP倶楽部にご参戦いただいていないメンバー様には、抽象的な話となってしまい申し訳ないのですが、ご参加いただいております方々の利権を守るのも、私の使命でございますので、お許しください。

その上で、ここでPICK UPさせていただきます敗戦は「3鞍」ございます。

まず、1鞍目は土曜日指定の「繁殖牝馬SP事業部」が監修したHSP認定競走
これは説明するまでもないと思いますが、ご参加いただいた皆様からも「あそこまで下手に乗るか?」というご意見が殺到していたわけですが、まさに内部関係者も「同意見」でございます。
今回の敗戦により次走どこまで人気を落としてくれるかは未知ですが、実力の半分も出し切れないレースであったことは間違いございません。
次回もHSP認定競走に指名される甲斐中までは未定ですが、このレースで本命◎に指定された馬に関しては、認定競走に指定されなくとも「次走も狙う」くらいのマークをしておいていただきたいと思います。

もちろん競馬は相手あってのことですので、相手関係、そして中間の状態も大事ですが、力があることだけは確信を持っていただけたことと思いますので、是非、お気に入りホースに登録し、次走「人気落ちで出走」してくることを願いましょう。

そして、次にPICK UPさせていただきますのが、同じく土曜に指定された1本。
育成牧場SP事業部監修の新緑賞でございます。

現在本命に指名させていただきました「◎クラッシファイド」につきまして、その敗因を精密検査させていただいております。
最初は心房細動か何かで止まってしまったのか?という形でございましたが、レース後その様な所見も見られず、現在「ノド鳴り」や「肺疾患」なども含めた、精密検査を行っております。

この様な不可解な敗戦につきましては、次走即狙いが立つか否かの判断は、敗因をしっかり確認してからしか申し上げられませんので、敢えて馬名を上げてご報告いたしました。

そして最後に取り上げますのが日曜唯一の完全敗北となってしまった。
京都6Rについて。
指定上位馬で掲示板独占も、その順番が狂ってしまったという意味では、土曜の湘南Sの対極の結果となってしまったレースであるといえます。

1着▲2アスクアイルビゼア
2着注4ヒルノドゴール
3着☆7キャピタルサックス
4着〇3フェリーニ
5着◎10ニホンピロカラット

という結果。
1着から5着までの着差が「0.7秒差」でございますので、約3馬身半差という結果。
この結果につきましては、1つ馬場状態の急激な変化による見立ての違いが発生してしまったといえます。
発表は良馬場ではございましたが、この時の京都は既に雨が激しく降り始めており、想定以上に脚抜けが良い馬場となってしまっていたこと。
京都6Rと「前日の買い目公開対象レースとなる前半戦のレース」であったことが致命傷となってしまいました。

基本的にVIP倶楽部では「1R~6Rが対象の場合は【前日22時】の買い目公開」、「7R~12Rが対象の場合は【当日12時】の買い目公開」となりますが、前日時点の想定ではもう少し「遅くから降り出す想定」であったことに加え、ここまでの雨量にはならない見立てでの最終結論となったわけですが、その見立てにズレが生じての敗戦となってしまったこと、心よりお詫び申し上げます。

本命指定馬◎ニホンピロカラットに関しましても想定通り先行は出来ましたが、終始外を回された状況下で勝ちに行く競馬をしたことで、逆に後ろの馬に差され5着敗退という結果となってしまったこと、無念でございます。

他馬に比して1キロ軽い減量騎手器用の上での完敗でございますので、脚抜けのいい馬場での「速度の限界」が見えてしまった点は否めず、今後の取り扱いに関しては、要注意となりますので、ここでご報告させていただきます。

勿論まだ3歳という若さでございますので、成長と共に「速度の上限が上がること」もございますので、その点も踏まえ同馬の今後の成長を追いたいと存じますが、得意か不得意かと言えば「現段階ではパサパサ馬場の方が合っている」と考えられますので、出走時のメンバー構成は勿論ですが、馬場状態にも要注意していただきたく存じます。


以上、先週の「結果大解剖」をお届けいたしました。

今週の天皇賞春から安田記念までは6週連続のGI競走実施となります。
皆様方の期待に添えますよう、GI競走の的中のみならず、利益につながる一鞍を厳選してまいりますので、VIP倶楽部の皆様方には、引き続きご期待をいただきたいと存じます。

令和6年4月22日
株式会社HSP
VIP倶楽部支配人 宗像秀太