H.S.Pについて

結論から申し上げれば「馬事産業の世界」は、様々な「シンジケート」の存在により成り立っている。

「シンジケートとは何なのか?」を分かりやすく申し上げれば、競走馬等を一人で所有するのではなく「共同所有」するための連合体である。

種牡馬のシンジケートは有名であるが、「一口クラブ」や「オーナーズクラブ」なども、シンジケートの形態の一つであると言えばわかりやすいのではないか。

そして2011年の東日本大震災以降そのシンジケートは「競走馬」「種牡馬」「繁殖牝馬」のシンジケート組成のみならず、「育成牧場(外厩)の設立」や「競走(レース)談合」にまで及んでいるというのが、馬事産業界の常識である。

そのシンジケートの組成を行っているのが「株式会社HSP」である。

H.S.Pは「Horse・Syndicate・Protocol(ホースシンジケートプロトコル)」の頭文字をとった名称であるが、それぞれの意味は

つまりは、

「競走馬に関連するあらゆるシンジケート組成の基本原則を取りまとめるための組織」

である。

H.S.Pには「4つのシンジケートプロトコルを組成する事業部」と、「種牡馬価値をサステナブルに創造し続けるための2つの委員会」が存在する。

ここは新設された「H.S.P RACING-SALON」の専用サイトであることから、それぞれの組織がどのような働きを行っているか、この場で細かくお伝えすることは差し控えるが、重要な事は馬事産業界の「資本主義構造(競争の構図)」を時代に併せて創り上げ、「価値の頂点を創造し続ける」ということにある。

近年、競り市での競走馬売買額は高騰の一途をたどっている。
それらの購入を馬主一人で行えば「財政力のある一人だけが良質な競走馬を独占すること」になる。
そういった競走馬資源の一極集中を「連合体」を作ることで、分散させることが求められているのである。

例えば藤田晋というオーナーの出現は、馬事産業界に「良い事」をもたらす面も多いが、馬主一個人という目線で見ればそれはただのマネーゲームであり、行き過ぎた資本主義の末路でもあるのだ。

どういうことか?
そもそも競りは「大人同士の札束での殴り合い」と表現されるが、競争相手の資本力が強大であれば、弱者は勝てぬと悟り競りが成立しない。
つまり、相手が強大な資本力を持った馬主と分かった瞬間に「降りる」という現象が起こるのである。

その状況は「競りの仕組みの終焉」であり、しっかりとした「対立構造」を作らねば、競走馬売買市場の活性化を維持することは困難なのである。

そういった巨大資本を持つ馬主に対抗するために、小規模馬主連合体(シンジケート)で「競り」に参加するという仕組みを用意しなければ現代競馬の資本主義競争は成り立たない状況になってきているのである。

そしてそれは、競走馬、種牡馬のみならず「繁殖牝馬の輸入」や「育成牧場の設立」に至る。

これが「H.S.P」という組織が必要とされることの前提である。

この前提への理解が得られなければ「なぜH.S.Pのような組織が存在しているのか」「なぜH.S.Pに情報が集約されるのか」という根源的な価値が理解できない事になるため、資本主義構造の維持が馬事産業界を支える根底にあるということを徹底的に理解していただきたい。

それらを支える事業を行っているのが「H.S.Pの4つのSP事業部である」ということ。

いわば「馬主と馬主」、「資本と資本」を繋ぎ、正常な競走馬取引市場を維持する役割を私共が長年になってきているということである。

そして、馬事産業の根底を支える意味は、更に大きな「目的」を達成させ続けることにあるのは言うまでもなく、それこそが馬事産業界の「SDGs」である。

昨今叫ばれている「SDGs(エスディージーズ)」。
つまりはサステナブルで継続可能な社会を作るということだが、馬事産業のSDGsの根幹は「種牡馬ビジネス」を頂点とする価値の維持であり、その価値が維持され続ける事で「競走馬売買が活性化」し、競馬興行が支えられているという構図となる。

億を超える額で競走馬の購入は「金融工学的視点」から見れば合理性に欠く取引である。
競走馬として稼げる賞金への期待値だけで、その様な価格で取引されることはありえず「その先」があることで競走馬売買の取引市場が成り立っている事は、競馬ファンの誰もがお気づきの通りである。

つまり馬事産業には、

2つの市場があり、①の成績により②への道が開け、②の成績によりまた①が活性化するというサイクルで成り立っている。

つまり、「馬事産業界のSDGsの実現」に、最も必要な事は、今も昔も、その産業の頂点に位置する【種牡馬ビジネス】を活性化させることに尽きる。

その種牡馬ビジネス=種牡馬価値のサステナブルな創造を実現する仕組みを支えているのが、「H.S.Pの2つの委員会である」ということ。

全ては「馬事産業界のサステナブルを支えるため」。

H.S.Pはあくまで「馬主互助」や「生産・育成者互助」の観点から設立された組織であるが、今回、「馬券攻略情報」を直接公開・販売できる部門として、

の設立を決意したということ。

この決断は一部の競馬ファンの馬券投資を飛躍的に改善させることは確実である。

確実であるからこそ「この利権を真っ先に手にする資格を持った皆様」にあらかじめ申し上げたい事として、そこで上げた利益は「馬事産業界に還元していただきたい」ということ。つまりは、一口クラブであれ、個人馬主であれ、馬事産業界の資本主義構造にもう一歩踏み込んでいただきたいということである。

それが私共が考える馬事産業界のSDGsに繋がる「すそ野拡大戦略」であるとお考えいただきたい。
その為のシンジケート情報の開放であり、そのための「H.S.P RACING-SALON」設立である。