各部署長からのご挨拶。

2024年4月。
HSP RACING-SALONは新たな一歩を踏み出します。
上質な情報を携えることは「競馬を楽しむ」上で必須のアイテムとなります。
「HSP VIP倶楽部」の発足が、皆様に最高の競馬ライフを届ける最高のアイテム足りえるよう、全社一丸となり、最高の情報を毎週お届けしてまいります。

現場とファンの皆様を繋ぐ架け橋として、今後も「御子柴司(みこしばつかさ)」の名前を覚えておいてください。
私自身本社業務では「CSO=Chief Syndicate Officer」を務めさせていただいておりますので、4大SP事業部の管理する立場にございます。
昨秋のRACING-SALONの発足から「サロンの統括」も担当しておりますので、お見知りおきいただいていると存じますが、今後は統括業務に加え、「週末展望-PREMIUM通信」や「結果大解剖」のコーナーで筆を振るわせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

競馬産業のヒエラルキーの頂点が「種牡馬ビジネスである」ということに異論をはさむ方はいらっしゃらないと思っております。
つまりは「種牡馬ビジネスの本当の思惑を制すれば、競馬、ひいては馬券投資をも制す」と考えております。
「なぜこうなるのか?」といった物事の因果関係を知ることの重要さは誰もがご理解いただけていると思うわけですが、こと「競馬」においては、「種牡馬ビジネスの思惑」が、多くの「因」となっているケースが多いわけです。
VIP倶楽部では、『その様な「結果の背景」を知ること』にも、是非興味を持っていただきたいと思います。

「クラブ法人」のサポートや、馬主同士で馬を持ち合う「オーナーズ」の組成業務をしておりますと、様々な「人間模様」や「人間関係の軋轢」などに触れる場面が多いわけですが、そういった「人の作る思惑が競馬を動かしている」というのも「一つの側面」であるわけです。
メイショウの冠で有名な松本好夫オーナーが「人がいて 馬がいて そしてまた人がいる」と仰った背景を、VIP倶楽部での情報提供の中で伝えられれば幸いです。

私自身は「繁殖牝馬の輸入業務」に関わることが多く、海外の繁殖牝馬セールはもちろん、海外のオーナーへの「直接交渉業務」等を代理で行わせていただいていることが多く、日本と海外を行ったり来たりという日常でございますが、今回投入が決まった「VIP倶楽部」のようなコミュニティは、海外では結構当たり前になってきております。
とりわけ「香港」や「アメリカ」などでは、年々馬券売り上げも上昇しておりますが、日本のように「DATAやマスコミ情報など」が頻繁に公開されているわけではないので、牧場主などが「オーナー様へのサービスの一環」として、情報等を統括し配信するといった形で運営しているケースが増えてきております。
競馬ですから「当たったハズレた」ということはございますが、「しっかり楽しむこと」も忘れずに、最高の情報を提供をしていければと思っております。

競走馬の出走回転効率が重視されて久しい今、「外厩」を抑えておかなければ、各馬の本当の調子を掴めません。
にもかかわらず、マスコミ各社は「外厩に人員を割く予算」がなく、どういった調教をしているかなどの、詳細がファンの皆様に届くことはありません。
また、「外厩は馬券が購入できる競馬関係者」でもあるため、仮にマスコミが取材に訪れても「本当のことは話さない」ケースがほとんど。
理由は「自分が馬券で儲けたいから」ということになるわけで、それ相応の「利害関係者」でなければ取材をしても意味がないといえるのです。
その意味でも私共の事業部が担う業務は非常に重要であると自負しております。
休み明けの出走馬の取捨といった単純なモノだけでなく、広範囲にわたる情報提供を心がけてまいります。